医療系学生 X ミライ
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感染症対策ステートメント

PICoプロジェクトにおける新型コロナ感染症への対策と考え方

今回も残念ながら新型コロナ感染が収束を迎えることなくPICoプロジェクト開催を迎えすることになります。本プロジェクトの新型コロナ感染に対する考え方につきましては、ホームページに掲載しております「PICo プロジェクトにおける新型コロナ感染症への対策と考え方」をご覧ください。

医療系学生にとっては現場での経験や先輩医療者との出会いはまさに成長の糧であり、特に自らの意思で参加した経験はその後の医療者人生の中でも忘れられない思い出になるでしょう。二度と訪れない貴重な学生生活の中での自発的な学びをできる限り支援したいと、というのが活動のコンセプトですが、学生の実習により医療機関や地域のリスクが高まるのは避けなければならないと考えています。

学生達の日常の学びは、感染対策に十分気を付けながらではありますがコロナ前に近づきつつあります。大学に通学して授業をうけ、注意を払いながらですが現場での学びも戻ってきました。PICoプロジェクトでのプログラムはカリキュラム外の学びになりますので、感染対策については通常よりも厳しく対応する必要があると考えています。具体的にはすべてのプログラムについて主催される先生に学生の活動範囲やワクチン接種の必要性を検討・決定して頂いています。また、医療施設に立ち入るプログラムに参加する学生には注意点を確実に周知し生活管理を含めた自覚を促すために、事前説明会への参加を今年も必須とします(どうしても参加できない場合は運営スタッフが個別に説明します)。

とはいえ、新型コロナ感染状況は刻々と変化します。期間中に感染状況が悪化した場合の対応も「PICo プロジェクトにおける新型コロナ感染症への対策と考え方」に記載していますが、状況に応じて学生の活動範囲やプログラムの内容、実施の適否について主催側と協議を行います。昨年はプロジェクト期間中に感染状況が悪化したため一部のプログラムを中止・延期としたり内容を変更したりしました。

新型コロナ感染の状況が落ち着いた状態が続き少しでも早く収束することを切に願っています。しかし、皆さんが楽しみにされているプログラムが変更や中止もありえることをご理解頂けますと幸甚です。

2022年7月7日

PICoプロジェクト責任者、medicalHUB相談役

名古屋市立大学大学院医学研究科 医学・医療教育学

高桑 修

感染症の拡大に伴う対応について

PICoプロジェクトの実習プログラムに参加予定の皆様

皆さん今回はPICoプロジェクトに応募頂きありがとうございました。

ご存知のように新型コロナ感染の拡大が急速で、プログラム開始からわずか一ヵ月で状況は著しく悪化しました。

特にワクチン未接種の若い方の間での感染リスクはこれまでになく高く、感染した際には重症化することも十分考えられる状況です。

皆さん、日常生活を含め十分に自己管理頂いていると思いますが、プログラムに参加した後で感染が判明することは誰にでも生じえる状況にあります。

今後のプログラム実施についてプロジェクトとしても一定の見解を示すべきと考え、指導医の先生方からのご意見も踏まえて下記のような基準を設けることになりました。

《PICoプロジェクトとしての基本的なスタンス》

①新型コロナワクチン未接種者のプログラム参加は原則不可とする

②通学範囲を除き、県をまたいでの参加はワクチン接種有無に限らず原則不可とする

③ベッドサイドの実習について

*ワクチン未接種者は不可とする

*ワクチン接種者についてはプログラム毎に慎重にご判断ください

③長時間の実習、大人数、ディスタンスをとりにくい実習、等は中止も含めて実施方法をご検討ください

実際の感染リスクはプログラム内容によって大きく異なりますので、実際の運用については各プログラムで決めて頂くことになっています。

参加予定者にはプログラム責任者から連絡があると思いますが、不明な点などありましたらプログラム責任者、もしくは事務局にお問い合わせください。

ワクチン接種有無による区別については、個人情報保護の観点や差別につながる可能性など様々な見解があることは認識しています。

しかし、医学教育活動である以上、社会規範となる活動でなければならないこと、プログラムが地域医療や患者さんにご迷惑をお掛けするリスクがあってはいけないこと、などを鑑みた苦渋の決断であることをご理解ください。

中止となったプログラムや今回の基準により残念ながら参加できなくなってしまった方については、別の機会が得られるように担当の先生方と調整していきたいと考えています。

よろしくお願い致します。

PICoプロジェクト 代表 medicalHUB 相談役

高桑 修