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PICo project 2021

コロナ診療の実際

高桑修 呼吸器内科 コロナ診療の実際

ジャレド・ダイアモンドの人類史からみる感染症

集団感染症は、人類全体の人口が増加し、人びとが、密集して暮らすようになってから初めて見られるようになったものである。

ジャレド・ダイアモンド 『銃・病原菌・鉄』草思社

人口が密集することで集団感染症は生まれたとジャド・ダイアモンドは言う。

こうした人口密集地は、人類史上、農業がはじまったおよそ一万年ほど前に登場し、数千年前に都市生活がはじまるとともに加速度的にその数を増やしていった。

ジャレド・ダイアモンド 『銃・病原菌・鉄』草思社

狩猟生活の時ではなく、農耕生活が始まってからだ。

…人類史上よく知られている伝染病が登場したのは、比較的最近のことである。…天然痘が最初に登場したのは紀元前一六〇〇年頃であり、おたふく風邪は紀元前四〇〇年頃に、ハンセン病は紀元前ニ◯◯頃に、ポリオ(小児麻痺)は一八四◯年に、そしてエイズは一九五九年に最初の患者が確認されている。

ジャレド・ダイアモンド 『銃・病原菌・鉄』草思社

そして二〇一九年大晦日、新型コロナウイルス感染症が確認された。感染症は歴史を繰り返す。

この時代に生きる医学生として、コロナに立ち向かっている医療者たちの舞台裏を知る必要がある。

医療者たちが協力し合いどのように乗り越えてきたのか。

【引用文献】

ジャレド・ダイアモンド 『銃・病原菌・鉄』草思社 

プログラム紹介

高桑修 呼吸器内科 コロナ診療の実際

「コロナ診療の実際〜感染症と闘う医療者が語る〜」

担当:高桑修先生・伊藤真早代さん・高桑美紀さん

場所: 名古屋市立大学医学部附属西部医療センター

日時:8月13日・8月23日

   9:00〜12:30

定員:各回5名

市中病院のリアルな医療状況、現場で闘う医療従事者の生の声を伝えます。コロナ病棟・外来の見学や防護衣着脱練習、症例レクチャー、病棟看護師がなんでも答えます。

担当の高桑先生からひと言

「学生の皆さんには、臓器や病気でなく”人をみる”ことを大切にしてほしいです。このプログラムにはそのヒントがあると思います。」

高桑先生の熱い思いが詰まったプログラム!

たくさんのご参加お待ちしております。

申込開始について

先行予約は6月30日(水)〜7月5日(月)

通常予約は7月6日(火)〜7月18日(日)です。

(※先行予約の特典あり。後日詳細告知します。)

名古屋市立大学医学部附属西部医療センター Webページ

コロナ診療の実際〜感染症と闘う医療者が語る〜高桑修(呼吸器内科)